小学生のオルガン修理

私がフルートを吹き始めたのは、
小学校4年生の冬。

かなり音楽が盛んな小学校で『音楽部』という
部活の中でのことだった。
今考えてみれば随分ヘンテコな編成。

学校行事の時は校歌やその他の曲の演奏をし、
時には、合唱、そしてなぜか
学校の各クラスにあった足踏みオルガンの修理。
それは年に1回年度末の恒例行事なのだが、
けっこう楽しい。
3人一組くらいになり、
1人がまず足踏みオルガンの最低音から最高音まで弾く。
小学生でも簡単に半音階でトゥルルルルと登って降りてくる。
ここでおかしい音を3人が一体となって探す。
この音おかしいかも、、、いやおかしくないなど
すぐには見つけられないので、
今度はゆっくり弾いたり、何度も弾きなおし。

おかしい音というのは、
鳴らない、音の質が急に違うなどなど。
なぜそうなってしまうのかはわからないが、
多分小学生の教室に置いてあり、
なおかつ手荒に扱ってしまうからなのか。

さてさて、オルガン修理のつづき。
作業はクライマックスへ。
ここで小学生女子3人のチームワークが試される。
異常な音の発見によりオルガンを分解。
ドライバーで背板をはずし、
その異常音のリードをペンチで引き抜き、
(大抵は曲がっているので)真っ直ぐに治す。

空気をためる胃袋みたいなもの
(アコーディオンで言うならジャバラ)に穴があいていたら、
ガムテープでふさぐ。(布ガムテープが良い。)

修理が終わるとまるで何事もなかったかのように
また教室の端っこへオルガンを置いておく。
即席リペアマン任務終了。
フルートを吹く以外に私はこんなことを習っていた。
こんなすごい部活に所属していた私に
今こうして改めて書いてみて驚いてしまった。

ここまで読んでくださった方へここでひとつ。
楽器修理は素人が簡単にできるものではありません。
絶対に真似しないで。